無廃水・無臭
ダイレクト・サイクロン・ドライヤー
縦型薄膜熱風乾燥システム
装置は、縦型薄膜直接熱風乾燥機と、高温酸化分解脱臭装置とのクローズドシステムで構成されています。
乾燥機内部にはサイクロンフィンが取り付けられており、このフィンの回転により、投入された被乾燥物は機内に薄膜状に巻き上げられます。ここに脱臭装置から送られた高カロリーの高温多湿ガスは、薄膜表面に高速旋回で接触し、高効率で加熱昇温し水分を蒸発します。
この廃蒸気は再び脱臭装置に導かれ、悪臭成分や水分中に含まれるBOD・COD成分を、650~750℃の高温で酸化分解させて無害化すると同時に、高温多湿ガス(スーパーヒートスチームガス)となります。そしてこの高温多湿ガスが、再び乾燥機内に送られます。
そして脱臭装置の燃料燃焼に必要とされる二次空気分量に相当する排ガスは完全無害化され、大気に放出されます。
特 長
- 無廃水・無臭で完全無公害運転
- 付着性乾燥物(焼酎廃液)適応
- 高粘度乾燥物(家畜糞尿)適応
- 乾燥機壁面からの間接加熱ではなく、熱風による直接加熱であるため、付着性の高い被乾燥物でも壁面へのこびり付きが無く、高効率で乾燥が行えます。
- 焼酎廃液(含水率90~95%)も固液分離することなく、直接投入して乾燥する事が出来ます。
- 廃蒸気は、高温酸化分解脱臭装置で無害化され、乾燥機に送られ乾燥に使用されるクローズドシステムになっているため、最高の省エネが図れ、廃水・悪臭を全く出しません。
- 装置がシンプルなので、トラブルが非常に少ない、メンテナンスコストが低い、人件費が少なく、全自動運転で無人運転が可能なシステムです。
- これまで乾燥が困難とされていた、糖分・炭水化物、粘着性の高い被乾燥物の乾燥が可能になりました。
オカドラの乾燥技術